Top

2009年 06月 28日 ( 1 )   

「そうなんです!」 という笑顔   




-----------------------------------------------------------------

『 新入社員の75%、「今年入社は幸運」 7割が就職先に「満足」 』


 調査会社のマクロミルは2009 年春の「新社会人」に聞いた意識調査の結果をまとめた。
 世界的な景気後退のなか「今年入社できたことを幸運だと思うか」と尋ねたところ、「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」とした人の割合が74.8%に達した。
 就職先に「満足」あるいは「どちらかといえば満足」とした人は69.8%だった。

 入社した会社が、就職活動の際の志望では何位だったかという質問では、48.8%が「第1希望」22.7%が「第2 希望」だった。
 仮に就職活動を今年しなければならなかったとしたら、「現在の会社に入社できなかったと思う」または「おそらく、できなかったと思う」という人が40.3%に上った。
 調査はインターネットを通じて5 月12―13 日に実施。516 人から回答を得た。(10:04)


日経新聞

-----------------------------------------------------------------


先日、N大学の4回生I君と話した。

ゼミの教授に「この会社を受験しようと思うのですが・・・」と相談意着ていたところへ、たまたまかち合った。

その企業は、大きな会社ではなかったが情報通信系で、彼なりに希望を抱いて探してきた企業であった。



  「その会社で何をやりたいのか?」
  「自分のできることは何か?」
  「どうしてこの業界なのか?」



教授から次々と質問が飛んできたが、I君の返事はいまひとつ的を得ない回答で、「デジタル化に対応していく新しいことへ進んでいる会社だから」とか、「営業をやりたい。人付き合いは好きです」とか、のらりくらりとした様子だった。

彼は、そういうキャラクターである。

だから私も、そういうのらりくらりした反応の仕方は当然だと感じて、彼らしいなと思った。



I君のよさであり強みは、笑顔と人懐っこさ、である。

いわゆる「どんな時にも、どんな人にとっても、害のない子」であり、人から声をかけられやすい温和なキャラクターだ。

どういう業界であれ、彼は営業向きだと感じる。



就職活動の状況に関して、二つ三つ話してみた。


  「今年は、大きな会社をあぶれた優秀な学生が下の会社にまで来ているので、厳しいです!」


そういう彼の顔は、何故かへらへらした笑顔だったのが不思議。

苦境に遭遇しているにも関わらず、彼には悲壮感というものが感じられない。






厳しい現実を 「本当に厳しい!」 と吐露する今年就職した子達。

一方で、厳しい現実のはずなのに、「そうなんです!」 とへらへらと笑顔で答える子。

ものは考えよう、考え方は自分次第、意識の持ち方を変えられることで、悲壮感も明るくなるのか・・・。



帰り際、思わずI君の肩を叩かずに入られなかった。

「君は、笑顔がいいよ。人懐っこいことが強みだ。そのままそれを表現していけばいいんじゃないかな」

I君は、照れているような受け取れないような、なんとも言えない表情で笑い返してくれた。



幸運にも、今年就職できた子達は、ずっと勤め続けられるのだろうか?

いや、数年経てば、転職する子も多いだろう。

いずれ景気が回復し、業績が回復し、給料が回復すれば、人の考え方も変わるだろう。



たまたま良い時期に就職した、でも、次の年は最低。

よかった・・・という思いも、若者達にとっては、喉もと過ぎれば何とやら、ではないだろうか。

景気が回復すれば、また欲も出てくる。



環境が良くも悪くも、その時に、笑顔で楽しめるかどうか、は大事だと思う。

社会の中で、一生働き続けるとしたら、どんな環境に置かれたとしても、笑顔でい続けられるかどうかで、人生というものは決まっていってしまう。

たまたま遭遇した環境の中だけで判断をしてしまうなら、また次にたまたま遭遇した環境の中でも、環境によって良し悪しを判断してしまうだろうから、いつも環境だけに左右される人生になっていくのだろう。



どんな環境に陥ろうが、やっぱり笑顔でいることは、大事である。

I君に教えられたな。
[PR]

by ncrd | 2009-06-28 00:41 | 大学生支援