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2009年 04月 27日 ( 1 )   

ミイラ取りがミイラにならないように!   



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メンタルヘルス「悪化する」
2009.4.22 08:15

 民間企業向けメンタルヘルス対策のコンサルティングを手掛ける「ライフバランスマネジメント」(東京)が、企業の人事担当者らを対象に行ったインターネット調査で、「金融危機に伴う景気の後退で、従業員のメンタルヘルスが悪化すると思う」との回答が全体の55%に上った。

 「今後、(従業員の)メンタルヘルス対策を強化する」と答えた担当者は54%。また、これから重要になる項目としては、53%が「発症予防(一次予防)」を挙げ、「早期発見・早期治療」(21%)を大きく上回った。

 具体的な対策としては、「管理職向けメンタルヘルス研修の実施」「ストレスチェック(心の健康調査)」を挙げる担当者が多かった。

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先日、景況悪化に伴いメンタルヘルスを意識している記事が出ていました。
(すいません、出展元の媒体を失念してしまいました)

他の関連情報を絡めて推察するに、恐らく「先行きの不安」「賃金抑制」「業務量の増加」「社内環境の不健全」といったあたりが影響しているのではないかと思われます。

勿論「コミュニケーションがうまくとれない」というのもあるでしょう。



基幹産業である「自動車産業」「電機・機械産業」「金融産業」が、オイルショックやバブル崩壊期以上に揺らいでしまっている未曾有の経済激震を考えると、当然懸念することだとは思います。

企業内での精神疾患比率の増加やそれに対する企業責任の増大、またWHOを始めとする国際的な労働環境改善の流れもあって、一昔前なら大して意識されていなかったメンタルヘルスに対する周到な配慮が見受けられますね。

ただでさえ非正規雇用をカットし、正規雇用は賃金カットし、管理職のみならず労働組合員にまで痛みを背負わせて、「カット優先」での経営体力維持を行ってしまっています。

その手前、これから起こりうるであろう従業員各位の「心のすさみ」は容易に予想される為、過去の経験から早期の対処に動いているのでしょう。





1つ思うところがあります。

具体的な対策に、「管理職向けメンタルヘルス研修の実施」と書いてありましたが、これは、、、


  厳しい職場環境による部下のメンタル異変を察知する為の管理職教育

    なのか

  部下への配慮とマネジメント管理責任が増して荒んでいく上司への警鐘

    なのか


このあたり、一体どちらに向けた教育を意識しているのだろうかと。



現在のような経済環境の激震の中では、管理職であろうが部下であろうが、それぞれの立場により平常時よりも様々なストレスを抱え込んでしまうことは予測できます。

しかも、益々重責を担わなくてはならないマネジャーさん達のストレスは計り知れないレベルと思います。

チームの業績アップ、部下のメンタルヘルス配慮、部下の成長促進、プレイヤーとしての実績確保。

好景気時には、業界環境の好転や気象変化による棚ぼた需要なども期待できたわけですが、ここ数年はそういった追い風はほとんど望むことが出来ない為、およそ北風に吹き飛ばされないように耐えなくてはならないでしょう。
(すべての業界がそうだとは言い切れませんけど)



心配されるのは、そのような過酷な経済環境の中で、果たしてマネジャーの皆さんはどこまで耐えうることができるのかという点。

耐え切れなくなってしまう方々も大勢出てくるのではないでしょうか。

家族を守る、地位を守る、築き上げてきた自分を守る。

そんなものを抱え込んで必死に日々を乗り越えようとされるマネジャーさん達のメンタルヘルスこそが、非常に心配であります。



ここ数年間を乗り切る為に、企業組織の人事担当者様に是非注意を払っていただきたいことは、管理者の皆さんのメンタルヘルス。

部下を守ろうとする側が「ミイラ取りがミイラになる」事態に陥りかねない為に、是非ご注意願います!
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by ncrd | 2009-04-27 23:15 | コミュニケーション