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人を育てるシステムがない   


中小企業の泣き所は、人を育てるシステムがないところだと感じます。



世の中の優秀な学歴を持つ若者は、いつも大企業の方を向きます。

当たり前のように大学を出て名の知れた企業に勤めることは親御さんの求めるところでもあり、また
安心を求めるには当然の姿でしょう。

昨今「自分にあった働き方を求めよう」という若者の意思も強くなり、この傾向も崩れてきてはいますが、
中小企業に常に学力優秀な人材が集まることは期待できません。

とはいっても、学力以外の強みを備えた人材は集まりますが・・・。



ところで、タイトルにあるように、中小企業にないものの1つに、人を育てるシステム、が挙げられます。


 10年後に目の前の人材がどう育ってくれたらいいのか。
 1年目3年目5年目7年目にどんな成長をしていって欲しいのか。
 その為に、どのようなステップの研修を受けてもらうと良いのか。


そういった 『人を育てる仕組み』 が中小企業にはなかなかないと感じます。



ないからダメなのか、そういう話ではなく、あればよいのに・・・そんな願いもこめてのお話。

新しく会社を立ち上げた場合、人を育てていく仕組みを用意できないケースは間々あり、会社の成長
と共に用意されていくのは当たり前の世界です。

 「基盤を作る段階では、人の成長云々よりもまずは売上を安定させないと!」
 「打って何ぼだ!」
 「既に育ったやつを採用しろ!」
 「成長したければ自分で学べ、盗め!」



時期。

そういう考え方もあります。

余裕がないのですね、人を育てることは大事と思っていても、そこへ資本や時間を割く余裕も発想も
持てなかったり、目の前のことをどんどんこなしていかないと会社は回らない。



大きな企業はブランド力や知名度、築き上げたルートで売っていける。

しかし中小企業はそんな優れた基盤がないので、毎日が売上売上を追いかける動き方になります。

わかっているけれどなかなかできない、できないから定着しない、気がつけば思い通りに育ってない。



一定のレベルの人を育てるには、まず同じ業界で最低3年はかかると言われます。

奇数年、3年・5年・7年・10年。

ある業界で働くなら、最低5年、7年居たら使いものになる、10年経験して一人前。



職人の世界だけではなくて、営業も企画も総務もライン職も同じ。

ある仕事がある程度できるようになるまでに、何年も時間がかかるということ。

そして、時間だけではなく、育つ環境が必要ということになります。



例えば華々しいベンチャー企業。

昨今様々と騒がれていて、素晴らしい経営者の話もあちこちのメディア聴かれます。

ベンチャーー系の会社が短期で大きくなるには、即戦力になる人材が必要。

1から育てるより、ビジネスマナーはクリアしていて、企画力もあり、営業もできて、自分で考えながら
行動してくれる、そんな即戦力の人材を採用していきます。



でも、育てるシステムがあるのかといえば・・・どうなのでしょう。

ベンチャー企業で若者がガンガン夢を抱いて育っている話は、メディアにのぼってこない。

優れたマーケティングや経営手腕、ビジネスモデルで業績は鰻上りに上がっているようですが、優れた
人材育成の手法はなかなか聴くことができないような気がします。

世間を騒がすベンチャー企業が、優れた人材育てるシステムを持っているのか・・・不明ですね。



中小企業が元気な経営をしていく為に、人材を育てる上で、どういった手法が有効なのか。

現在の日本経済を見渡していると、こういった観点が見えていません。

中小企業に人材が育つ為に、どうしていけばよいのか。

何をどう備えていけば人が育つのか、どこに注意をして、どう育てていけばよいのか・・・・・。



少なくとも、育てる仕組みや、育つシステムが必要ではないか、と思えます。

その切り口の1つが 『コミュニケーション力の向上』 ではないかと思います。

最低限教えるは教え、その後は自分で考えて行動し成長していけるようなコミュニケーションの
関わり方をどう持っていけばよいのか。



そういう切り口で、コーチングが使えるのでは。





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プロ・コーポレートコーチ

 光山徹
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by ncrd | 2009-02-27 00:59 | コミュニケーション

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