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使えるツールのはず   




企業のマネジャーやリーダーの方々にコーチングを知っているかと訊くと、だいたい返ってくる声は「部下の話を聞くこと」「気の利いた質問をすること」「誉めること」です。


そういった印象が伝わり、イメージが湧いているわけですから、一般的な事実はそうなのでしょう。


少し理解が進んでいる人であれば、「部下の行動を促すもの」だとか「モチベーションを維持させる声かけ」、また「目標を達成させるための上司の関わり方の1つ」など、気の利いた声が出たりします。


専門的に学習を積んでいくと、もう少し全体的な理解になっていくと思います。


  「キャリアをマネジメントしていく能力、を備えることのできる手段」

  「ヴィジョンを形にしていく為のコミュニケーションツール」

  「能力引き出し高めていきながら、理想を現実化していくサポーター」


どういった受け止め方にしろ、その価値を知って使いこなせるなら、有益なものと思えます。





同じコーチをしている仲間や、コーチングを理解しているビジネスパーソンの方々から、「仕事の中でコーチングを使えている上司、はどのくらいいるだろうか?」と問うと、だいたい同じような声が出ます。


  『10人に1人ぐらいだと思う』


この1割という数値の意味するところを、どう受け止めたらよいのでしょうか。


恐らく彼らは誰もが、日々の上司の言動や部下の様子などを見て語っているのでしょうが、コーチングを使えていない(と思われる)9人の上司は、いったいどんなマネジメントをしているのでしょう。





部下をやる気にさせながら行動へと駆り立て、チームを機能させ、仕事を通じて部下を成長させ、目標を達成させて成果を上げてくるマネジャーやリーダー、または上司に共通しているものがあると思います。


メディアで言われている声も、実際の現場でマネジメントされる部下の声もほぼ同じようです。


  1、いつも尊敬できる行動や振る舞いをしている

  2、私利私欲が少ない (私心がない)

  3、面倒見がよく誰もを公平に扱ってくれる

  4、結果だけでなく過程を見てくれる

  5、失敗を学習に変える体験を積ませてくれる

  6、些細なことでも話を聴いてくれる 聴く姿勢を見せてくれる

  7、能力レベルに合わせた課題や目標設定をしてくれる   etc


部下がそういうのですから、事実はそうなのでしょう。





上記のような評価を得ている上司は、コーチングを使いこなせているか、あるいは、無意識にコーチングを活かしていると言えるかもしれません。


行動させよう・望んだ方へ動かそうという、目先の目的だけの下心のある質問や猫なで声の誉め方、横柄な話の聞き方をしていては、とても部下は振り向きません。


まして部下は敏感ですし、上司のことをよく観察しています(本当によく見ています)。


ということは、部下から評価を受ける上司は、多かれ少なかれ、部下が望むようなコミュニケーションのとり方をしたり、部下に好かれるような行動や振る舞いができていると言えます。


好かれる上司は、きっとコーチングの要素を活かしているのでしょう。





  「まずは部下が望んでいることを知る。そのスタイルをとる。要望はそれから・・・」




もう少し、コーチングについて知っていただけると、使えるツールになるかもしれません。
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by ncrd | 2009-06-10 23:55 | コミュニケーション

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