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社会人基礎力養成講座   




ご縁あって今年も、昨年よりお世話になっている大学教授からのお誘いで、学生さんのコミュニケーション力アップを支援する授業を行うことになりました。

名付けて 『社会人基礎力養成講座』。

社会に出る前に、社会で行き抜く基礎的な能力を高める為のトレーニングを行おうという企画です。



4回生の子を対象としたクラスです。

N大学(大学名は明かしませんが)は、県内でもあまり偏差値が高い方ではない大学と思われ、学生数も学部数かなり少ない、非常に小規模な大学です。

でも、一人一人の学生さんの ’人となり’ はとても活発で、優しく真面目で誠実な子ばかりが在籍しています。



そもそも、学力とコミュニケーション力は別の力であり、IQが高いこととEQが高いことはまったく別の能力を磨くこと、とおぼろげながら私は考えてきましたが、それを彼らが見事に証明してくれています。

机の上での勉強よりも大切なこととは、、、

  人に会ったらまず挨拶をする
  常識を知っていて、それを表現する
  自分から他者へコミュニケーションをとりにいく
  人を受け入れる感覚を持つ

決して学力が高くなくても、彼らは社会で生き抜いていく基礎力の種を、既に持っていました。



過去と比べて、現在の10代~20代の若年世代は、理解しがたい成長を示していると言えます。

それらは現実の教育現場を始め、メディアが報道しているところで概ね知ることが出来ている。

けれども一方では、大学生ともなると、大人の入り口、社会人としてのスタートラインの立つことが理解できている為か、不安と期待、自分自身との葛藤に苛まれているのも事実です。



「今の若者は扱いが難しい・・・」 といった紋切り型の大人達のため息もよく聞こえます。

「大人はうるさい。煩わしい」 自らの価値観を頼りにする若者の感覚もあり。

この 『大人達と若者達の価値観の差』 を、どのように埋めていくのかが、今後の社会上のキーになるのではないかと、何となくではありますがイメージしています。



N大学で私が見ている若者達は、どの子も素直で正直で、ちょっと粋がったり内向的な面もありますが、基本的には人間的にとても好感の持てる子ばかりです。

社会に出るまでに、一定の基礎力をトレーニングしていけば、後は自分達で道を切り拓くことができる。

その基礎力は、先に述べた 「常識をもって自分から人と関わり合う力」 と言えると思います。



ただ残念なことに、ほとんどの大学ではこういった 「基礎力の向上」 を伸ばす機会を持てていないのが現状のようです。

キャリア教育を念頭においた授業や、インターンシップのような働く現場を体験してもらう機会は容易しているものの、根本的なコミュニケーション力を磨く機会を提供できていないように思われます。

このあたりの整備の有無が、今後社会へ出る前の学生達の、能力向上を大きく左右するところではないかと予測されます。



どんなスポーツでもそうですが、基礎的なトレーニングさえ身につけておけば、本番を迎えた時にはそこそこ自分の力で切り抜けていけるものですから。



(M)
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by ncrd | 2009-05-26 01:19 | 大学生支援

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