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棺桶まで道連れ   




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「親は大切にしてくれる」 は4カ国中最下位   2009.4.6 10:00


学力は高いに越したことはありませんが、何よりも健やかに育ってほしい、というのが、子どもに対する保護者の共通の願いだと思います。
それには、親子関係の在り方も大きな要素となります。
しかし、日本・米国・中国・韓国の4カ国のうち、日本の子どもは「親を尊敬している」「親は私を大切にしてくれる」などの肯定率が最も低いことがわかりました。
現在の日本の親子関係には、問題が少なくないようです。

財団法人日本青少年研究所は昨年9~10月にかけて、日・米・中・韓で中学生と高校生を対象に生活と意識に関するアンケート調査を実施し、各国とも中・高校生各1,000人前後が回答しました。
親子関係については、中・高校生ともに回答傾向が同じなので、ここでは中学生の調査結果を紹介します。

まず、「親の意見に従う」と回答した子ども(「全くそう」と「まあそう」の合計、以下同じ)は、日本65.5%、
米国83.6%、中国88.6%、韓国 83.3%で、日本の低さが際立っています。

一方、「親によく反抗する」は、日本57.0%、米国26.2%、中国11.0%、韓国44.%で、逆に日本が一番高くなっています。

では、子どもたちは保護者をどう思っているのでしょうか。

「親はよく私を叱る」は、日66.5%、米36.3%、中33.5%、韓34.3%で、日本の子どもはよく保護者から叱られています。
その半面、「親はよく私をほめたり励ましたりする」では、日57.8%、米82.9%、中73.4%、韓74.7%で、4カ国中で最低となっています。

これと関連して「自分はダメな人間だと思う」と回答した中学生の割合は、日56.0%、米14.2%、中11.1%、韓41.7%で、日本は5割を超えています。
また、「親はわたしのことによく干渉する」では、日63.6%、米59.0%、中34.3%、韓68.9%となっており、日本の子どもは韓国に次いで、保護者から干渉されている、と感じています。

しかし、ほかの項目をよく見ると、「親は、私が何に関心を持っているかを知っている」は日58.2%、米79.
7%、中70.1%、韓59.4%となっているほか、「親は、私の学校での生活を知っている」は日53.7%、米69.5%、中72.2%、韓57.5%で、干渉している割には子どものことを理解していない保護者の姿が
浮かび上がってきます。

これらの結果、「親を尊敬している」は日64.1%、米89.8%、中97.0%、韓84.2%で日本が最も低
く、「親は私を大切にしてくれる」も日83.7%、米92.4%、中95.5%、韓91.9%と日本だけが9割を下回っています。

もちろん、歴史や文化が違えば、子育てや親子関係の在り方も異なります。ほかの国と数字を比べることにあまり意味はないのかもしれません。
しかし、日本の子どもの自尊感情の低さ、孤立感の深さを見ると、親子関係の在り方をもう一度考えてみる必要があるのではないでしょうか。

ベネッセ・コーポレーション

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アジアの先進国である日本・韓国・中国と北米のアメリカでの比較をすることに、どういった意味があるかはよくわかりませんが、結果は興味深いものがあります。

つまるところ「日本だけが少し違った値とはいえないか」と。

4カ国の数値をもとに弾き出されることは、、、


  日本の親達は 「口うるさい割には子供のことを知ろうとする努力が足らない割合が高い」

  日本の子供達は 「親から肯定されていなくて自信喪失に陥っている割合が高い」


ではないのでしょうか。



日本の家族内教育がダメとか悪いとかということではないでしょう。

従来までに日本が歩んできた道筋や、現在の社会情勢や経済状況を考慮すれば、当然の結果ともいえます。

ただ若い子供達には、少し可愛そうな社会になっているようです。



一方で、子供の側のコミュニケーション力の低下も予測されます。

口うるさいと言うことは親の子に対する愛情の裏返しでもあり、表面上の行為だけを受け取ってしまう子供達の能力の低下も垣間見えます。

どっちもどっちだと言えばそうとも思えますが、少なくとも考えられることは、米・韓・中と比較すると日本の親子関係だけが少し異なる様相を見せているとなります。



お父さんはだいたい、勤める会社で「実子以外の他子」を育てる義務を持っています。
(部下という存在ですね)

最近はお母さんでも働いている人は多くなり、責任も重くなってきています。

また専業主婦であっても決して子供の養育に手を抜いているわけではないでしょう。

但し、昨今は社会に誘惑も多いので、つい誘惑に負けてしまう保護者の方々も多少ながらいるかも・・・。



色んな事情を考えても、どうして日本だけがこうなっているかは私には理解できません。

ただ言えることは、日本の現在の環境下ではこういう数値が出てしまう、という事実。

また、3カ国と比較すれば、日本という国は経済的には裕福であるけれど、中国・韓国のような追いかける立場でもなく、アメリカのような超大国でもない、目標が曖昧な国になってしまっているという事実。



もう1つありました。

メールやネットの普及に伴い、仕事という場でも、家庭という場でも、社会全体としても、コミュニケーションが希薄になっているのではないか、という事実。
(推測、憶測、断片的な事実かな?)

いずれにせよ、曲がり角ではないでしょうか。



コミュニケーションは、死ぬ間際まで続くもの。

世相や社会がどのように変化しようとも、私達は棺桶に入る直前まで、現実の人間関係の中で生きていくことになります。

良くも悪くも、棺桶まで道連れということですね(笑)。
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by ncrd | 2009-05-18 00:54 | コミュニケーション

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