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部下が待っている上司の言動   




ここ数年、企業の中でコーチングを上司の必須スキルの1つに考える傾向が強まっています。

どんな必須スキルなのかといえば、上司が部下を育成する為のスキル。

部下にやる気を上げて自分で考えて行動して目標達成してもらう為のものという考え方です。



これを私達コーチという立場から考えると、少し異なる感覚が浮かびあがります。

   「やる気をあげて自分で考えて行動して目標達成するのは部下の義務では
    あるけれど、上司は本当に心底支援をしてくれるのか、と部下は思っている」

部下の意識の側を考えると、そんな気がします。



コーチングを単なる部下指導スキルと思う上司の方々が非常に多いと感じます。

間違いではないのですが、正解でもない感じです。

むしろ 『部下が自発的に育つ環境を作る為のコミュニケーションツール』 だと思います。



コーチングの考え方を上司のマネジメントに照らし合わせると、浮き彫りになるのは、そもそも上司は
どこまで部下を信頼しているのか、というメンタルな部分に焦点があたります。

部下には必ず能力がある、それを引き出してあげられさえすれば育つ、すべての部下はいい仕事を
するはずだ、そんなポジティヴマインドな感覚が上司の側にどれくらいあるのか。

こういうところを、部下は敏感に感じ取っているのでは・・・。



コーチングとは単なる人をやる気にさせるコミュニケーションスキルと思われている傾向がありますが、
実は人が成長するよう促し導いていく為には、そこに 『人の成長を心底願うマインド』 が必要です。

マインドの感じられないスキルや関わりは、部下が一番嫌うものでしょう。
本気で叱ってくれたり、本気で心配してくれたり、本気で問いかけてくれる関わりがあればこそ、昨今
上司が持て余すような若者達にも心が通ずるというもの。



部下に成長をしてもらいたいと願う上司の方々には、この、


    『部下が意気に感じる上司のマインド』 


というものを、率直に伝えてみてはいかがでしょうか。




部下は、心底本気で自分のことを考え期待し心配し、関わっててくれる上司の言動こそを待っている、
のではないでしょうか。
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by ncrd | 2009-04-09 00:12 | コミュニケーション

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